3時間目 石油はどのように日本に運ばれてくるの?
日本で掘り出される石油の量はごくわずか。ほとんどは、海外から輸入しているのじゃ。
掘り出した石油がどうやって日本へくるのか、流れをおってみよう!
地図をみてもわかるように、石油のほとんどは中東から輸入しているのじゃ。
もっと詳しくみてみたいなぁ。
輸入先のトップ5は、4ヶ国が中東の国々。No.1はサウジアラビア、No.2はアラブ首長国連邦で、日本が輸入している石油の約7割をこの2国が占めているぞ。
石油をどうやって日本まで運んでくるんだろう?
石油は大きなタンカーで、海をわたってくるんじゃ。ダブルハル・タンカーといって、タンクは二重になっているのじゃ。
万が一の事故でもタンカーから石油が流れ出ないように、造られているんだね。
タンカーがとおる道は、「オイルロード」と呼ばれていて、中東から約3週間かけて日本へ来ているのじゃ。
シルクロードの現代版だね!
日本に到着した石油は、「備蓄基地」や「製油所」というところに行くのじゃ。
いざという時のために、日本各地でたくさんの石油をためているんじゃ。
その量は合計で200日分以上もあるんじゃよ。
日本は、海外からの輸入が中心だから、万が一のことを考えて、大量に蓄えておく必要があるんだね。