4時間目 私たちが使う石油はどのようにつくられているの?
日本に運ばれてきたときの石油は「原油」といって、そのままでは使えないんじゃ。そこで活やくするのが「製油所」だぞ。
「製油所」は何をするところなんだろう?どうやって石油がみんなのところに届けられるかみていこう!
「製油所」は「原油」を加熱して、石油製品にするところじゃ。
加熱されて石油蒸気となった「原油」は、沸点の温度差を利用して、ガソリンや灯油などのさまざまな製品にわけられるんだね!
「製油所」では環境のことを考えて、いろんな環境を守るための設備があるんじゃ。まずは排煙脱硫装置。
製油所から出る排ガスを、きれいにしてから大気中に出す装置なんだ!
次は電気集じん機。排ガスに含まれているチリを取り除く装置じゃ。
次は大気のチェックだね。排ガスや、大気が汚れていないか24時間、監視しているんだって!
これは排水処理装置。製油所の排水を油と水に分けて、再利用に役立てる装置じゃ。
最後に緑地帯。静かな環境を保つため、製油所の中やまわりにたくさんの植物を植えているぞ。
環境を守るために、いろんな工夫や努力をしているんだね!
これらの施設では、安全面にも気を使っているぞ。石油の流出を防ぐための「防油堤」や、「オイルフェンス」、それから万一の火災事故にそなえた独自の「消防設備」もあるんじゃ。
安全第一だね!